焼き鳥屋

6月20日までの緊急事態宣言が解除か延長かの報道を連日目にするが

どの業界も経済的にも精神的にも限界に達していることは間違いありません。


先日オフィス街で焼き鳥屋を営んでいる友人と久しぶりに会いました

彼は昨年1回目の緊急事態宣言から夜の営業を徐々にに縮小し、昼のお弁当に

いち早く切り替え現在コロナ前の利益をしっかりキープできているとのことです。

年明けからはお昼一本です。


お店は15年はど前から営業しており、創業当時から半径500m内のビジネスマンだけをターゲットにするというコンセプトでメニュー、営業時間、内装、従業員などなど

を決めていき、キャパシティも12,3人で満席というこじんまりしたお店です。

コロナ前までの売り上げが月平均160万年間2000万弱、粗利は60%はキープ

出来るとのことで、そこから家賃、人件費、広告費、雑費などを引いても

まずまずの収益でした。

お弁当にシフトすることによって売上こそ少し減ったようですが近所のパートさんに

手伝ってもらったりしながら毎日600円の焼き鳥弁当が100個売れるそうです。

つまり1日売り上げ6万円、月25日営業で150万円、年間1800万円という事になり

労働時間が短い分以前より利益が上がってるという仕組みです。


これは誰がやってもこのように上手くいくとは限りません。いや、そう簡単には上手くいかないでしょう。私が思う上手くいった理由は4つ

① 半径500m内のビジネスマンという明確なターゲット

② 日頃から積み上げてきたお客さんとの信頼関係(応援したいという気持ち)

③ 特性のタレで味付けしている独自性

④ 夜の営業から昼の弁当にいち早く切り替えた決断力


もちろん彼も今の業態をずっと続ける意思はなく、お客さんのことを思うと一日でも早く元の焼き鳥屋にもどしたいという事です。


早く焼き鳥屋で一杯やりたいですねー!

創業者応援 社長になることと経営者になることは違う!

1990年起業 2020年30周年の年に株式譲渡 (M&A)し、現在顧問として 在籍し後任育成に努めて。 これから起業する人や経営に 悩んでいる創業間もない人を 応援したく自身の体験を通じて 伝えて行ければと思います。

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